スーツケースが重量オーバーであることを、空港のカウンターで初めて知る事態を避けたいなら、出発前だけでなく、荷物が増えた帰国前にも測れる方法を用意しておくと安心です。
ただし、ラゲッジスケールは機能が多いものほど誰にでも合うわけではありません。基本の電池式、荷物が設定した重量を超えると画面の色で知らせるタイプ、電池不要でメジャーも付いたタイプから、自分が測る場面に必要な機能だけを選べます。
重いスーツケースを安全に持ち上げられないなら、吊り下げ式にこだわらず、家の体重計で測る方法も候補です。専用品を買わなくてよい場合も含めて、判断の順番をまとめます。
ラゲッジスケールはどんな人に必要ですか?
自宅以外でもスーツケースを測りたい人には、持ち運べるラゲッジスケールが向いています。家の体重計で安全に測れ、旅行中に荷物が増えない人は、専用品を買わなくても構いません。
空港で困りやすいのは、出発時よりも、お土産や買い物で荷物が増えた帰国時です。自宅の体重計は旅先へ持って行けませんが、携帯できる吊り下げ式ならホテルでも測り直せます。
一方で、吊り下げ式は、スーツケースを床から持ち上げて静止させる必要があります。重い荷物を無理なく持ち上げられるかも、機能や携帯性と同じくらい大切な判断基準です。
| あなたの状況 | 選び方 |
|---|---|
| 旅先でも重さを測り直したい | 携帯できるラゲッジスケール |
| 荷物の増減を見ながら何度も測る | 表示を固定するホールド機能付き |
| 設定した重量を超えたことをひと目で把握したい | 設定重量の超過通知・バックライト付き |
| 電池切れを避けたい、荷物の長さも測りたい | 発電式・メジャー付き |
| 自宅でだけ測り、重い荷物を持ち上げにくい | 体重計で代用 |
飛行機の荷物は何kgまでなら大丈夫ですか?
全航空会社に共通する重量はありません。予約した運賃、路線、座席クラス、運航会社ごとの最新ルールを確認し、その規定の上限を下回るよう、余裕を持たせて荷造りしてください。
飛行機の荷物に関する重量制限は、利用条件によって異なります。ANAの国際線手荷物案内では、預け手荷物は23kg、機内持ち込み手荷物は10kgという例が示されています。一方、Peachの搭乗ガイドでは、機内持ち込みは身の回り品を含めて2個、合計7kgまでと案内されています。
この23kg・10kg・7kgを、ほかの航空会社やすべての運賃に当てはめることはできません。コードシェア便や乗り継ぎがある場合も、実際に運航する航空会社の規定を確認します。
家庭で使うはかりの表示が、空港の計量結果と同じになるとは限りません。自宅で規定の上限ぴったりに合わせるのではなく、測るたびに数値が変わる可能性も考慮し、上限を下回るよう余裕を持たせてください。
ラゲッジスケールはどの機能で選べばいいですか?
迷ったら、ホールド機能のある基本の電池式で足ります。設定重量の超過通知、バックライト、電池不要、メジャーは、必要な場面を具体的に思い浮かべられる場合だけ選んでください。
3タイプに単純な優劣はなく、「いつ、どこで測るか」によって適したものが変わります。
| タイプ | 合う人 | 購入前に見る点 |
|---|---|---|
| 基本の電池式 | 出発前と帰国前に重さを確認できればよい | 電池の種類、計量範囲、ホールド機能 |
| 設定重量の超過通知・バックライト付き | 設定値を超えたことを色で把握したい、暗い場所でも表示を見たい | 設定方法、電池の種類 |
| 電池不要・メジャー付き | 電池を管理する手間をなくしたい、荷物の長さも確認したい | 発電方法、メジャーの長さ、本体重量 |
基本の電池式は、重さを確認できれば十分な人向け
荷物の重さを測れれば十分なら、ホールド機能と風袋引き機能を備えた電池式が基準になります。数値が安定したあとに表示が固定されるため、持ち上げている最中に画面を読み続ける必要がありません。
商品ページに「ドリテック LS-107」と記載されたモデルは、1〜50kgを50g単位で表示します。本体重量は約110gで、単4形乾電池2個を使用します。風袋引きとホールド機能も商品説明に記載されています。
ドリテック ラゲッジスケール 吊り下げ 飛行機
ショップ:ドリテック(dretec)公式ストア
4.3(16件のレビュー)旅行先へラゲッジスケールを持って行き、スーツケースの重さを確認することが目的なら、まず検討しやすい基本構成です。
重量超過を色で知らせる機能やメジャーはありません。必要な機能が計量と表示固定だけなら、余分な機能のないモデルを選べます。
※楽天市場の商品ページへ移動します(アフィリエイトリンク)
設定重量の超過通知・バックライト付きは、見落としを減らしたい人向け
荷物があらかじめ決めた重量を超えたとき、数字だけでなく画面の色でも把握したいなら、設定重量の超過通知が候補です。暗い室内で荷造りすることがある人には、バックライトを選ぶ理由も明確です。
LS-110は、100g〜50kgを50g単位で表示し、荷物が設定した重量以上になると、画面が赤く点灯します。ホールド、風袋引き、バックライトを備え、約96gで、使用電池はCR2032が1個です。
ドリテック JALオリジナル ラゲッジスケール
ショップ:ドリテック(dretec)公式ストア
4.5(2件のレビュー)数字を読むだけでなく、設定値を超えたことを画面の点灯で確認したい人に合うタイプです。自分の搭乗便の規定を確認したうえで設定してください。
赤く点灯しなければ空港でも重量超過にならない、と保証する機能ではありません。規定の上限ぴったりに合わせようとせず、表示を荷造りの判断材料として使います。
※楽天市場の商品ページへ移動します(アフィリエイトリンク)
電池不要・メジャー付きは、旅先で電池切れを気にしたくない人向け
久しぶりに取り出したときの電池切れが気になるなら、発電式が向いています。メジャー付きなら、同じ道具で荷物の長さも測れます。
LS-108は、メジャーを引いて戻す動きで発電する電池不要モデルです。50g〜50kgを50g単位で表示し、80cmのメジャー、ホールド機能と風袋引き機能を備え、本体は約135gです。
ドリテック ラゲッジスケール 荷物 はかり 携帯
ショップ:ドリテック(dretec)公式ストア
4.3(3件のレビュー)電池を用意する手間を省き、重量と長さを1台で確認したい人に向いています。メジャーは80cmなので、自分が測りたい辺の長さに足りるかを購入前に確認してください。
基本の電池式より本体が重く、メジャーが不要な人は、その機能を持て余します。電池不要という一点だけでなく、長さも測るかどうかで選ぶと判断しやすくなります。
※楽天市場の商品ページへ移動します(アフィリエイトリンク)
スーツケースの測り間違いを減らすには、どうすればいいですか?
水平な場所でストラップを持ち手に確実に通し、荷物を床から少し離して、揺れが収まるまで待ちます。1回の測定値だけで重さを判断せず、いったん床へ下ろしてから、複数回測ってください。
測る前に、利用するラゲッジスケールの説明書で、電源の入れ方、ストラップの留め方、表示が固定される条件を確認します。電池式なら電池残量も見ておきます。
測るときは、次の順序で進めると、確認漏れを減らせます。
- 搭乗便の公式サイトで、自分の運賃・路線・座席クラスに適用される重量を確認する
- スーツケースを閉じ、ポケットの中身や後付けした小物も含めて出発時と同じ状態にする
- ラゲッジスケールのストラップが外れないよう、スーツケースの持ち手に通す
- 腰や腕に無理のない姿勢を取り、荷物を床から少しだけ持ち上げる
- 荷物の揺れが収まり、表示が固定されたら床に下ろして数値を読む
- いったん置いてから、同じ状態でもう一度測る
- 表示が上限に近いときは荷物を減らし、余裕を残す
吊り上げる勢いが強いと荷物が揺れ、画面を確認しにくくなります。高く持ち上げる必要はありません。床からわずかに離れる高さにとどめ、数値を読む前に荷物を下ろせるホールド機能を使います。
体重計でスーツケースの重さを測るには、どうすればいいですか?
自分だけで体重計に乗ったときの体重と、スーツケースを持った状態の体重を測り、その差を荷物の重さの目安にします。重い荷物を安全に抱えられない場合は、この方法も避けてください。
まず自分だけで体重計に乗り、次にスーツケースを抱えて乗ります。2回の表示の差から、荷物の重さを求めます。体重計の説明書にある計量範囲を超えないこと、スーツケースが壁や床に触れておらず、重さのすべてが体重計にかかっていることを確認してください。
この方法なら専用品を買わずに済みますが、旅行先に同じ条件の体重計があるとは限りません。帰国前にも測りたい人、旅先で荷物が増える人には、携帯できるラゲッジスケールのほうが用途に合っています。
ラゲッジスケールを腕だけで吊り上げて測る方法と、スーツケースを抱えて体重計に乗る方法では、身体への負担のかかり方が違います。どちらの方法でも安全に持ち上げられないと感じたら、一人で持ち上げず、同行者や宿泊施設に相談してください。
ラゲッジスケールについてよくある質問
50kgまで測れるモデルなら、どの飛行機の重量制限にも対応できますか?
はかりの計量範囲と、航空会社が認める荷物の重量は別です。50kgまで表示できても、その重さの荷物を預けたり、機内へ持ち込んだりできるとは限りません。搭乗便の公式ルールを先に確認してください。
50g単位なら、空港のはかりと同じ数字になりますか?
50g単位で表示されるというだけでは、空港の計量結果と同じになるとは言えません。家庭での測り方や荷物の揺れによって、表示が安定しないこともあるため、複数回測り、規定の上限を下回るよう余裕を持たせて荷造りします。
出発前に一度測れば、ラゲッジスケールを旅行に持って行かなくてもよいですか?
帰りも荷物の中身と量が変わらないなら、自宅で測った数値を荷造りの判断材料にできます。お土産や買い物で荷物が増える予定なら、帰国前に再計量できるよう携帯する意味があります。
超過通知は何kgに設定すればよいですか?
自分の予約に適用される公式ルールを確認して決めます。ほかの人の旅行記に書かれた数字や、別の航空会社の上限をそのまま使わないでください。設定値だけに頼らず、規定の上限を下回るよう、余裕を持たせることも必要です。
風袋引き機能があれば、スーツケースの中身だけを測れますか?
容器の重さを差し引くための機能ですが、使用条件や操作方法は製品ごとに確認が必要です。空港ではスーツケースを含む荷物全体が計量されるため、搭乗前の確認では閉じたスーツケース全体を測ってください。
まとめ
空港で初めて重量オーバーに気づく不安を減らすには、商品を選ぶ前に搭乗便のルールを確認し、出発前と帰国前に測れる方法を決めておきます。
- 重さを測って表示を固定できればよいなら、基本の電池式
- 設定値を超えたことを色でも把握したいなら、設定重量の超過通知・バックライト付き
- 電池を管理せず、荷物の長さも測りたいなら、発電式・メジャー付き
- 家で安全に測れ、旅行中に荷物が増えないなら、体重計で代用
- 重い荷物を安全に持ち上げられないなら、一人で吊り上げない
ラゲッジスケールは、空港と同じ数字になることを保証する道具ではありません。利用便の規定を確認し、複数回測り、上限を下回るよう余裕を持たせて荷造りしてください。
参考にした航空会社の公式案内
こちらもおすすめです